【『明日の記憶』荻原浩】を薦める
荻原浩さんの評価が凄く高まる中、私自身にとって荻原浩さんの代表的作品がなんだろうかと探していて、ついに見つけたのがこの作品でした。読み終えてすぐにその年のランキングを制すると確信した作品でもありましたね。 ...
【『花の回廊 ~流転の海 第五部~ 』宮本輝】を褒める
『流転の海シリーズ』も今回で5作目、ここからは再読ではなく初読みとなります。このように通して連続で読める分、再読部に関しても今回のほうがよく理解して読めている気がします、いや実際そうです。そして実はこのた ...
【『天の夜曲 ~流転の海 第四部~(再読)』宮本輝】を褒める
前作において大阪での再興を見事に果たした松坂熊吾。しかしながら妻・房江が指摘するように、事業が軌道に乗り始めると途端に興味を失ってしまい、すべてを捨ててしまう性格が今回もわざわいし、せっかくの会社経営を自 ...
【『終戦のローレライ』福井晴敏】を薦める
福井晴敏さんとの出会いは『亡国のイージス』でした。この作品も年間ランキング入りさせてはいるのですが、実は2度に渡って挫折を味わった作品です。とにかく硬質感のある重厚なストーリーで、その世界を解するのに一苦 ...
【『血脈の火 ~流転の海 第三部~(再読)』宮本輝】を褒める
流転の海シリーズも第三部を迎えました。私が最初に読んだときはこの第三部までしか刊行されておらず、ここで一息をついて次作を待った覚えがあります。実はそのうちに内容を忘れてしまい、第四部を読んだときには人間関 ...
【『地の星 ~流転の海 第二部~(再読)』宮本輝】を褒める
引き続き、流転の海シリーズを読んでいきます。今回は第2弾となる『地の星』です。第一部では松坂熊吾が大阪での商売を成功させるも、一人息子の伸仁や家族のこともあり、地元愛媛に戻って新しい人生をスタートさせよう ...
【『風紋』『晩鐘』乃南アサ】を薦める
乃南アサさんの代表作というと直木賞受賞となった『凍える牙』があげられると思います。私自身もそれで全く異論はございません。エンタメ性十分のノンストップアクション。時代を越えて愛されるべき作品だと強くオススメ ...
【『流転の海』宮本輝(再読)】を褒める
宮本輝さんのライフワークでもあった『流転の海シリーズ』が完結して3年が経ちました。シリーズ通して文庫にして9巻。私は4作目までしか読んでいないため、半分も読めてないということになりますね。初めてこの作品を ...
【『アルテミスの涙』下村敦史】を褒める
下村敦史さんの作品とは相性が良くて、いつもすらすら一気読みです。文章の形や語り口調が心地よく、登場人物の複雑さなどもあまりないので負荷のかからない小説を書ける人だと思っています。今作でも同じことが言えます ...
【『RIKOシリーズ』柴田よしき】を薦める
女性刑事・村上緑子(RIKO)の活躍を描くシリーズ三部作は『女神(ヴィーナス)の永遠』『聖母(マドンナ)の深き渕』『月神(ダイアナ)の浅き夢』からなります。この3作において、主人公・村上緑子は女性として母 ...