美術,西洋絵画

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《突っ込みどころ満載のモダンアートの父》

私がセザンヌを褒めることになるとは、初めて彼の作品を見たときには思いもよらないことでした。ゴツゴツしていて何かしら不気味さを感じる作風。「私はこの絵、嫌いだな」「好きになれないな」というのが第一 ...

美術,西洋絵画

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《全てを兼ね備え時代を超越し神に愛された天才児》

「ルーベンスを褒める」……こんな簡単なことがあるでしょうか。同時に「ルーベンスを批判する」……こんな困難なことがあるでしょうか。それほどにまで、ルーベンスは褒める部分しか出てこない完璧な ...

美術,西洋絵画

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《落選展覧会に始まり、瞬く間に美術史に残る一時代を築いた印象派》

これまで“マネ”“モネ”“ルノワール”“ドガ”といった印象派画家を画家個人単位で褒めてきました。今回は印象派全体を褒めていきたいと思います。“ゴッホ”“ゴーギャン”といっ ...

美術,西洋絵画

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《細心の配慮を払って成功したヴェネツィアの挑戦家》

ティツィアーノの絵を見るときの安心感は半端ないです。2017年に東京でティツィアーノのの『フローラ』を観に行くチャンスがあって、時間的に難しく当日天候も悪かったんですが、「ティツィアー ...

日本絵画,美術

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《細やかで鮮やかな手法を持つ日本最初の前衛画家》

直木賞作家となった澤田瞳子さんの『若冲』という小説に出会ったのは2015年のことでした。それまで、あまり興味の持てなかった伊藤若冲に惚れ込むきっかけとなった作品でもあります。そこには、若 ...

美術,西洋絵画

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《想像を遥かに超えた美術界の比類なき大巨人》

多くの素晴らしい画家がおられる中でも、私が特別だと思う画家が3人います。ダヴィンチ、ゴッホ、そしてピカソです。中でも芸術の範疇においてはピカソの右に出るものは居ないと思っています。ダヴィンチ ...

美術,西洋絵画

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《天真爛漫な無邪気さの技術なき奇才》

ルソーの絵を見るととても面白く、シニカルに見えるとともに、前衛的でメッセージ性の強いとても深い意味を持った作品だと誰しもが思うことでしょう。実際、ルソーの作品は当時の前衛芸術家に評価され、あの我の強 ...

美術,西洋絵画

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《特殊な技法で独特な作品を残す謎多き光の魔術師》

2019年大阪で開かれたフェルメール展。日本では人気の画家の一人でもあり、私も当然展覧会へと足を運びました。大きな関心を集め盛況となったこの催しですが、大々的な宣伝とは裏腹に展示された作 ...

美術,西洋絵画

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《空気と光に色を与えた意欲高き秘密主義者》

私の職場のデスクには鮮やかな黄色に染まったクロスが置かれています。3年前のターナー展にて手にいれたものです。そこに表されているのは眩しいまでの光であり、この黄色の使い方をする画家はターナーをお ...

美術,西洋絵画

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《性的魅力と神秘的魅力の融合を見せたエロティシズムアートの先駆け》

クリムトの『接吻』は絵画に詳しくない方にも人気の名画で、多くのシーンでその絵が使われていたりしますね。作者よりも作品のほうが有名な例かと思います。もちろんクリムト自身に ...