【『空飛ぶタイヤ』池井戸潤】を薦める
近年、池井戸作品は次々にドラマ化、映像化され、それぞれ大人気を博しています。『半沢直樹シリーズ』『下町ロケットシリーズ』『鉄の骨』『陸王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ノーサイド・ゲーム』『花咲舞シリーズ』 ...
【『満月の道 ~流転の海 第七部~』宮本輝】を褒める
『流転の海』シリーズも7作目まで来ました。宮本輝さんのインタビューなどを追っかけてみると、当初は三部作構想、そしてその次が六部作構想、そして九部作となったことを考えると、いよいよ最終フェーズに入ったと見る ...
【『慈雨の音 ~流転の海 第六部~』宮本輝】を褒める
前回5作目で少し暗雲垂れこめた松坂熊吾の人生。その影響を私自身も受けてしまって、少しトーンダウンしてしまったことは否めませんでした。しかも再読区間が終了し、未知の領域に足を踏み入れたこともあって、色々と不 ...
【『花の回廊 ~流転の海 第五部~ 』宮本輝】を褒める
『流転の海シリーズ』も今回で5作目、ここからは再読ではなく初読みとなります。このように通して連続で読める分、再読部に関しても今回のほうがよく理解して読めている気がします、いや実際そうです。そして実はこのた ...
【『天の夜曲 ~流転の海 第四部~(再読)』宮本輝】を褒める
前作において大阪での再興を見事に果たした松坂熊吾。しかしながら妻・房江が指摘するように、事業が軌道に乗り始めると途端に興味を失ってしまい、すべてを捨ててしまう性格が今回もわざわいし、せっかくの会社経営を自 ...
【『血脈の火 ~流転の海 第三部~(再読)』宮本輝】を褒める
流転の海シリーズも第三部を迎えました。私が最初に読んだときはこの第三部までしか刊行されておらず、ここで一息をついて次作を待った覚えがあります。実はそのうちに内容を忘れてしまい、第四部を読んだときには人間関 ...
【『地の星 ~流転の海 第二部~(再読)』宮本輝】を褒める
引き続き、流転の海シリーズを読んでいきます。今回は第2弾となる『地の星』です。第一部では松坂熊吾が大阪での商売を成功させるも、一人息子の伸仁や家族のこともあり、地元愛媛に戻って新しい人生をスタートさせよう ...
【『流転の海』宮本輝(再読)】を褒める
宮本輝さんのライフワークでもあった『流転の海シリーズ』が完結して3年が経ちました。シリーズ通して文庫にして9巻。私は4作目までしか読んでいないため、半分も読めてないということになりますね。初めてこの作品を ...
【『アルテミスの涙』下村敦史】を褒める
下村敦史さんの作品とは相性が良くて、いつもすらすら一気読みです。文章の形や語り口調が心地よく、登場人物の複雑さなどもあまりないので負荷のかからない小説を書ける人だと思っています。今作でも同じことが言えます ...
【『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』川上和人】を褒める
いやはや、とっても面白い本に出会えました。お友達の“くらげさん”がツイートされている写真に写り込んでいた本で、そのときはタイトルに惹かれたのがきっかけでした。また昔、岡田斗司夫さんが『いつまでもデブと思う ...