【『麺屋蝉』長瀬】のラーメンを褒める

2021年8月19日

＜濃厚魚介スープに麺とチャーシューがよく絡むやみつきラーメン＞

「蝉」さんについては、お見かけしたことはあったものの、ラーメン行脚をする中で当初の予定には入っていなかったんです（ごめんなさい(>_<)）。後ほど書きますが、色々とトラブルに見舞われて偶然行き着いたのが正直なところです。にも関わらずオススメしたくなるほどの美味しいラーメンで、出会いというのは本当に不思議なものだと感じます。予定通り事が運んでいれば、今こうして褒め記事を書く事もなかったかもしれないのですからね。様々なシチュエーションにも感謝できるってもんです。

到着までのドキュメント

この日は別の店舗に行く予定でした。最近はコロナの影響でお休みになっていたり、営業時間が変わったりすることがよくあるので、そのあたりしっかり確認してお店に向かったんだけど・・・。最初の店舗に向かいお店のはす向かいに駐車場を見つけたので喜び勇んで駐めたのですが、お店に行ってみるとシャッターが閉まっている。どうやら臨時休業のようです。がっかりしたものの、そういうこともあろうかと近くのお店をもう一軒リストアップしていた私、なかなかに学習能力があるでしょw。そしてお店から少し離れたところに駐車場があったので、少し歩くところではありましたが、自分の危機管理能力に驕り高ぶっていた私は、調子に乗っていたのでしょうね、迷わずその駐車場に駐めたのでした。この日はとても暑い日で猛暑日だったようで、大汗をかきながらお店に着くと・・・「え？どういうこと？？、閉まってる・・・」。理由はわかりませんが、お店は開いておらずあえなく玉砕。２軒続けて玉砕したのは吹田市の行脚に続いて２度目です。本当にラーメン行脚は難しい、運も必要ですね。とはいえ、結構な距離を歩いてしまった私はかなりの精神的ダメージをくらってしまい、途方にくれてとぼとぼうろうろしておりました。そんな傷心の私の目に飛び込んできたのが「蝉」さんの頼もしい看板でした。明朝体の美しい文字での看板が本当に頼もしく見えたのですよ！

お店やスタッフさんとの交流

お店は行列はありませんでしたが、店内はすでにいっぱいで、ギリギリ入ることができました。どうやら豚骨がベースのお店のようですが、店内はトンコツの匂いよりも煮干しの匂いのほうが強く感じました。迷わず魚介豚骨を選ぶ私σ(^_^)。席に着くと優しく案内してくれる店員さん、でも新人さんでしょうか、店長さんから色々と指示を受けているようでした。でも接客はばっちりでしたよ。気持ちの良い案内に２軒閉まっていたショックも和らぎます。このお店は夫婦で営まれているようですが、この日は奥様が厨房にて腕を振るわれていました。思い入れのあるお店のようで、ちょっとばかり厳しさも見え隠れしましたが、とても好感を持ちました。待っている時間がとても心地よいものとなりました。

個人的感想

そしてやってきたラーメン。煮干しの匂いがとても食欲をそそります。スープを口に運ぶと濃厚な魚介豚骨の味わいが口いっぱいに広がります、「美味しい・・・」ため息がでるような旨さです。どうやら私の大好きなお店である「玉五郎」さんで修行をされたとかで、なるほど私の好みのど真ん中なわけです。麺は細いストレート麺でした。通常の豚骨醤油だとこれが太麺となるようです。どちらかというと細麺好きの私にとってはこれもいい方向に転がりました。そしてチャーシューの分厚いこと、しっかりしていること、歯ごたえのあること、美味いこと。文句のつけようがありません。さらにはカイワレとネギが濃厚スープをさっぱりとさせてくれるのです。何より驚いたのが、このスープに麺もチャーシューもいい感じで絡んでくれるのです。もうこれはやみつきになってしまいますね。目当てのお店に行けない不運はありましたが、それらは全て「蝉」さんのお店にて幸運へと変換され、結果素晴らしいお店・ラーメンとの出会いに繋がったのでした。