【9月】の褒め活

9月1日

これまで一度だって苦難を経験したことがないという人がいるでしょうか。誰しも人生の中で、一度どころか何度だって艱難辛苦を味わっているはずです。そしてそれらを乗り越えてきたから今があるのです。そんな人生を歩んできた人は誰しも褒められる資格を持っていると思うのです。

9月2日

上手くいっている時にだけ褒められて、行き詰っている時でも今後上手くいくように努力をしているはずですから褒められていいと思います。いわんや上手くいっている時はその成果を褒めてあげましょう。

9月3日

私達の周りにはたくさん私達を支えてくれる人達がいます。誰も支えてくれてないようでも、実は見えない所で支えてくれています。“褒める”という行動はそのような支えてくれている人達を大切にする思いが発露です。私もあなたも大切にされるべき存在で褒められるべき存在なのです。

9月4日

褒めることを臆する必要はありません。褒め言葉はいつか自分に返ってきます。これは逆も同じ事で、悪口を言うとそれも返ってきて自分を傷つけてしまいます。そのため、褒め言葉を口にすることで、自分を守ることができるとも言えるのです。

9月5日

時には自然を、神羅万象を褒めてみませんか。美しい景色や風景、山や海、空と大地、花も動物もそれぞれ素晴らしく、たくさん褒めることができるでしょう。また私達に与えられた環境に感謝できるようになれます。さらには私達もまたその自然の一つである実感を得られるのです。

9月6日

喜怒哀楽の感情を大切にしようと思っています。何故なら、誰しもその感情とともに生きているからです。そこにそれぞれの人生が詰まっていて、共感ポイントがあるはずです。共感できると褒める事もできると思うのです。それは他人も自分の人生をも尊重している証拠です。

9月7日

「人を動かす」ためのノウハウは数多くあることでしょう。そのための理論もこの時代多く確立されています。おのうちの一つに「人を褒める」ということも含まれています。難しい理論がわからなくても「褒める」ことだけでビジネスの成功に繋がるのです。

9月8日

「徳を積みなさい」とよく言われます。けれどもどうすれば「徳を積めるのか」は私もよくわかりませんし、言葉にできません。そのため私なりの徳の積み方はやはり「人を褒める事」になります。褒める事で相手に喜んでもらえる事を今は「徳を積んでいる」と思うようにしています。

9月9日

子どもの成績が悪いと親は心配もするし叱りたくもなるでしょう。けれども勉強の目的は学力を上げる事ばかりではありません。人の嫌がる事を進んでできるようになる事も大事です。勉強を怠けるのは注意したいですが、成績が伸びなくても取り組みは褒めてあげたいですね。

9月10日

人事をしていて教育の難しさはよく感じてきました。その中でわかったことがあります。「褒める事も難しいが、叱る事はより難しい」ということです。褒める事に失敗はあれど大失敗はありません。けれども叱る事は大失敗にも繋がります。より褒める機会を作るべきだと学べました。

9月11日

多くの人を褒めるのは難しい、数多く人を褒めるほど気を回せないと思うかもしれません。私は自分一人を褒められれば十分だと思います。全員が自分を褒めていれば、世の中全ての人が褒められる事になります。だから自分だけでも褒められれば良いのです。さあ、今日も自分を褒めましょう。

9月12日

私は周りの方は先生だと思っています。また環境全てが先生だとも思っています。どんな方もどんな事も学ばせていただいています。謙虚になって周りを見つめると、褒められることは数えきれない程あるものです。そして褒めたい時に褒める対象があるのは幸せなことです。

9月13日

うまくいかなかった時、失敗した時、嫌われた時、自分の価値を見いだせずに落ち込む事があります。けれども、そこから人生が大逆転した話は数え切れないほどあるものです。その人たちにとって褒められるべき時代は成功の瞬間だけではなく、困難を乗り切った時代だったりします。

9月14日

個人主義や利己主義、自分中心は一般的には良いものとはされません。考え方の基軸は他人や周囲に置く方がよいものです。ただ褒める事においては別です。個人的な考え方や自分中心な基準で褒めて構いません。褒める事に悪なる基準など存在しませんから。

9月15日

褒める事の素晴らしさの一つにお金がかからずすぐできるという事があります。どんな慈善事業もそれなりに経費が嵩んだり、準備に時間がかかるものです。そのせいで出来ない子とも多々あると思いますが、褒めることはそういった事とは無縁です。思い立ったらすぐに実践できます。

9月16日

褒める思いがなかなか出てこなくても気に病む必要はありません。そんな時は静かに見守るだけでもいいでしょう。それだけでも嬉しいものですし、褒められなくても態度で示せます。それに、褒められなくても大きな支障など生じません、気楽でよいのです。

9月17日

「褒めるのは上から目線」と思われる方がいるかもしれませんが、そればかりではありません。また「憐れんでるようで失礼だ」とも言われそうですが、そればかりでもありません。あえて言うなら「尊ぶ」「慈しむ」が近いかもしれません。そこに上下の考えは存在しません。

9月18日

“人類みな兄弟”“人類大家族”という宣伝がはやった事があります。素晴らしいと思いますが、少し重すぎる気もします。そんな方にオススメするのが“人類みな褒めよう”“人類褒め仲間”です。褒めるくらいならとても気軽で現実的で実現可能に思えますよね。

9月19日

人生はやはり厳しいものです。所詮は全て自分で決めなければなりませんし、誰しも何らかの責任を負っています。それは大きなプレッシャーです。少しでもその重圧から解放するためにも互いに褒め合って応援しましょう。運動会や発表会の前後で褒めたり、ねぎらったりしているのはそういうことです。

9月20日

愚痴を言う人を見ると「不満を言うな」「文句を言うな」と諭してあげることもあるかと思いますが、時には思い切って褒めてみませんか。愚痴をこぼすのは努力や苦労が認められておらず寂しいのかもしれません。褒めるとその人は謙遜したりするものです。

9月21日

「褒める」ことで成長意欲が促される事もあります。褒められた自分に見合う人物になろうとするからです。最初は褒められた喜びだけで満足する人が多いかもしれませんが、ある時から自覚が芽生え、褒められた称号を守ろうとします。そしてそれが成長に繋がります。

9月22日

褒め言葉は味わい深いものです。褒める者が自分の褒め言葉を振り返ると、相手の長所を見つけられた喜びを感じ、褒められた者が褒め言葉を振り返ると喜びだけでなく報われた思いを持ちます。その他にも自分の過去が美しく輝くことでしょう。

9月23日

褒める行為は場所や形式を問いません。時には全体の場や大勢の人の前で格式高く大いに褒めてあげれば良いでしょう、誇らしく感じるはずです。時には面と向かって個別にさりげなく褒めてあげるのも良いでしょう、特別感があり嬉しく感じるはずです。

9月24日

個性は全て褒められるべきポイントです。様々な個性を持った人達が色々な特徴を活かしてこの世に貢献している。ダイバーシティの考え方はまさにそれです。かけがえのない働きをそれぞれがしているのだから社会は素晴らしいのです。だから褒めるのです。

9月25日

想像して欲しいのですが褒め合いの中に争いが生じるでしょうか。一方でも褒めの姿勢を貫けるのなら平和を保てます。もちろんそんな簡単な事ではないのはわかっています。けれども罵り合いの中に身を置くよりは遙かに良いと思えます。

9月26日

マズローのと五段階欲求説においては、地位よりも名誉よりも財産よりも、自己実現の方が高次元の欲求とされます。誰もが昨日の自分より上を目指そうと努力するものです。そのような努力に対して褒めない手はないと思っています。

9月27日

人と話すのが苦手だというなら聞き手にまわってはどうでしょう。その人の得意な事や自慢な事がわかってくるでしょう。その事について感情をこめて「凄い」と褒めるだけで会話は成立です。仮に会話がそこで途切れても相手は悪い気はしないものです。

9月28日

信賞必罰は大切です。罰する時は厳しく罰するべきです。けれども同時に罰して終わるべきです。その他の努力や改めに対しては褒めるべきです。その両方があるからこをの信賞必罰です。人事の仕事もそのように心掛けています。

9月29日

仕事は厳しいものです。学業も厳しいものです。家事育児はもっと厳しいものです。そもそも人生は厳しいものです。だから頑張っていない人などいません。あっても相対的に見てのことに過ぎません。絶対的に見れば1ミリっくらいは頑張っています。その1ミリも褒めるに十分値するのです。

9月30日

法律やルールはとても大切だと思います。日本人は規律を重んじ、その国民性を高めてきました。でももっと大切なものがあると思うのです。交差点で人が倒れているのを見て「赤信号だから」と助けにいかないのは少し悲しいです。