【5月】の褒め活

5月1日

人は困難なときでも応援されたり、褒められたりすることで別の力が湧いて出てくることがあります。誰しもそんな場面を迎えるのだから、お互いが苦しいときは褒め合って支え合いたいものです。皆が、そのような力を出す事ができれば、この社会の力そのものが大きくなります。

5月2日

いくら仲の良い相手でも時には喧嘩し対立することはあるでしょう。けれども、それと褒める褒めないは全くの別問題です。どんな状況にあろうと褒めるべきには褒めることをきちんとしていくべきです。そうすることで意見が合わなくても相手を尊重する気持ちが伝わり、うまくやっていけるでしょう。

5月3日

一つひとつの褒め言葉は小さくそれほど大きな影響を与えるものではないかもしれません。けれども何度も褒められると、相手はあなたのことを好きになるでしょう。そしていつか信頼という大きな影響を及ぼす事ができるようになります。日々の積み重ねは褒めることにおいても大切です。

5月4日

法律やルールは大切です。決まり事というのは守らなければなりません。けれども褒めることについてはそこまで厳格なルールなどありません。これは褒めていいのかどうかなんて思い悩む必要は全くないのです。悩むくらいであれば、褒めてしまったほうがよいというのが私の考えです。

5月5日

今日は子供の日です。子供たちを褒めましょう。そして子供である私たちを褒めましょう。子供であったご両親を褒めましょう。誰かの子供である誰かを褒めましょう。つまるところ全ての人に対して褒めましょう。誰を褒めても構わないのですね。子供の日っていいですね。

5月6日

価値観は変わるでしょう。考え方は変わるでしょう。時代の移り変わりとともに多くのモノが変わっていくものです。けれども褒められることで人が喜んだりすることは変わりません。もちろん褒め方は変わるかもしれませんが、褒めることによる効果は変わる事がないのです。

5月7日

世代において価値観は違うものです。年配の方は若い方への理解、若い方は年配の方への理解が必要です。互いに尊敬しあい、互いを認めることで歩み寄ることができるはずです。まず違う世代の残してきたものを褒めてみましょう。褒めることでその理解が進むのを実感できるでしょう。

5月8日

人生において大きな流れを見ていると誰しも成長していると思えます。点で見ると一進一退もあるかもしれませんが、全体的にみれば昨日より今日、今日より明日と成長していることがわかります。これは実は凄い事で向上心が無ければ成り立ちません。その事は褒めるに値することです。

5月9日

成果をあげることを当たり前と思ってはいけないと思っています。当たり前でない事を達成すれば褒めて当然です。そして当たり前でない事の背景には必ず人の努力や労力が隠れているものではないでしょうか。背後のことを見て、その事象を見つめれば褒めたい事が山ほどあります。

5月10日

人の気分というのはとても重要で、それによって成果も大きく変わってきます。けれども気分には波があるものです。できるだけ良い波に乗せることで生産性をあげたいところです。褒めることで気分の波を良い波にすることができるのであれば、ぜひそうしていきたいところです。

5月11日

長期にわたる努力も短期で終わる努力も同じように心を傾け気持ちを込めているものです。そこに優劣の差はありません。もちろん継続の力は賞賛されるべき点の一つですが、短期集中も賞賛されるべきだと思っています。そこに褒められる資格のあるなしの基準はありません。

5月12日

プロの“褒め屋”さんがいらっしゃいます。とても尊敬していますし、私もそうなりたい気持ちもあります。ただ、プロでなくても“褒め屋”であっていいと思うのです。むしろ皆さんに褒め屋になってもらいたいというのが褒め活の原点です。褒めの輪を広げたいと思っています。

5月13日

親や家族、仲間というのはありがたいもので、私たちがどんな状況であっても褒めて伸ばしてくれるものです。逆に言うと親になりたい、家族になりたい、仲間になりたいと思うのであれば褒めればよいと思います。何をすればいいかわからないのなら、褒めるところから始めて下さい。

5月14日

企業には就業規則があります。その根本に「企業と従業員が相互に協力して発展」という精神があるのをご存知ですか。この相互協力というのが大切です。そして研修で常に相互協力するために、互いを褒め合うように指導してきました。規則を力説するより効果は抜群でした。

5月15日

多くの小説やビジネス書を読んでいると人間観というか、哲学というか、価値観が構築されていきます。それらについて軸となるのは品格、人格だと思っています。そういった品性は褒めることによって育まれると私の人事師匠に教えられてきました。今、それは事実だと実感しています。

5月16日

人生において様々な悩みを持つ事でしょう。有史以来悩んでいない人などいないと思います。だから支え合ってきた歴史があるのだと思います。悩んでいる人を見たら精一杯悩んでいる事を褒めてあげましょう。逃げずに向き合ってることに意味があるのですから。

5月17日

以前、あいさつと褒める事は同じ効果があると言った事があります。これは国境を越えることでもあります。どの世界、どの民族、どの宗教においても“褒める”ことを厭う人はいませんし、喜ばれるものです。言語を越えて通ずるもの、それが褒めるということなのです。

5月18日

戦時中であっても礼儀を重んじたりします。むしろその時にこそ礼儀が問われることだってあります。そしてその礼儀を守ったとき、人は賞賛をします。スポーツのフェアプレイに対して拍手が送られたりします。殺伐とした状況の中でも相手を褒めることは用いられているのです。

5月19日

公平に褒めることをしたいと思っています。誰でもどんなことでも等しく褒めるということではありません。褒めるべきときに褒めるということです。逆に褒められないときに蔑む必要もありません。私は褒められないときは黙っているようにしています。

5月20日

自分は世界一の褒め上手だと思ってみてください。あるいは褒めの達人として極めた人だと思ってみてください。そうするだけで自分に褒め言葉がわいてくると同時に、褒める意識も湧いてくるのです。私は褒め屋を名乗ってからそんな言葉や意識が湧いてきました。

5月21日

褒める心意気を持ちたいものです。人の話を聞いてそれを鵜呑みにする必要はないですが、その話に共感し素直に尊敬できるそんな自分になりたいと思っています。いつでも他人から学ぶ姿勢を持っていれば、次第に相手を褒める心意気が育ち、常に褒めることができるのです。

5月22日

相手のことを思いやって常に心配をしていれば、うまくいったときにとても安心できるものです。そして心配した反動でその事を褒めたたえたくなるものです。そういう意味では常に周りにいる人たちのことを思いやり心配することが褒めることにつながるとも言えるでしょう。

5月23日

企業教育で良識を持たせるということをしています。けれども良識を保つのはなかなか難しく日々、様々なことに心を乱されてしまいます。世間を見た時、多くの人たちが苦労しながらも良識を保っていることに驚きます。当たり前のことなのかもしれませんが、褒めるべき世界が現実にあります。

5月24日

世の中に不要なものはそんなにありません。社会悪は不要と言えるかもしれませんが、おせっかいや過保護、誤解、勘違い、それらはそんなに悪ではありません。発露を考えた時に実は優しさからくるものだったりするのです。そんな優しさを見て褒めればよいと思っています。

5月25日

失敗をすると勇気を無くし次へのチャレンジができなくなるものです。ところで私たちは人生において失敗をしたことがないでしょうか。絶対に一度ならず多くの失敗をしてきているはずです。それでもチャレンジを一切しないでしょうか。してきたはずです。褒められていいと思いませんか。

5月26日

人は一人では生きていけないものです。常に誰かの助けを必要とし、支え合って生きていくのです。そんな中で、人は一緒に生きていく人を探します。どのような人と一緒に生きていこうとするでしょうか。自分を認め、褒めてくれる人と一緒に生きていきたいと思います。これは真実です。

5月27日

叱ってもらえるのは幸せなことです。パワハラが問題となっている昨今ですが、やはり叱ることの効果は認めるべきだと思います。ただ昔の人は飴と鞭の使い分けがうまかったと思うのです。雷を落とされた後に褒められた経験を思い出す人は少なくないと思います。

5月28日

人生においてなんらかの爪痕を残したいと思っています。そしてその爪痕はできれば褒められるものでありたいと思います。誰しもそのような本能の叫びが数多くの功績へとつながったわけです。褒められたいと思うのは人間の進化、文化の発展の源でもあるのです。

5月29日

人事をやっていると注意や指導、教育、叱責と褒めることから離れた活動を求められることがあります。規則に則って、厳しい言葉を発している裏で私は心から叫んでいます。「頼むから褒めさせてよ」と。たまには指導教育として叱り飛ばしている人たちの心の叫びを聞いてあげてはくれませんか。

5月30日

「褒める」と「誉める」の違いについて調べた事があります。どちらも同じ意味なのであまり区別する必要はないのですが、「誉める」というのはどちらかというと名誉や功績をたたえるときに使う傾向があるようで、私はもっと気楽にほめて欲しかったので「褒める」を使いました。

5月31日

「褒め活」を通して多くの意見が寄せられます。中には厳しい声や否定的な声もあります。けれども、一方で応援の声、励ましの声、そして「褒め活」そのものへの褒め言葉もいただけました。多くの方の褒め活に支えられていることを実感し、こうして続けられているのも褒め合いのお陰だと感謝しています。