【3月14~20日】の褒め活

3月14日

仕事はもちろん大切です。事業の成功、役職の全う、新しい物の創造など。けれども全ての土台は人にあると思いませんか。人間として充実していることがあっての仕事です。仕事の成功を褒める以上に、人間としての成長を褒めてあげましょう。

3月15日

信用は、その人の能力や仕事ぶり、技術の高さや知識の深さなどで得られることもあるでしょう。けれども信頼は違います。もちろん前述の内容も大切ですが、もし否定され続けても信頼は揺らがないでしょうか。褒めて認めることによって信頼は揺るぎないものに変わります。

3月16日

ハラスメントはもはや社会問題です。人事業務の中でも防止のための動きが法律的にも求められています。背景に全て指導という正当な理由があってもです。今のところ、褒める指導についてこのような法律的な制約はありません。発想の転換が必要だと思います。

3月17日

褒めることはいつでも誰にでもできます。衣食住全てにおいて、私たちは様々な恩恵を受けています。丁寧に一つ一つに目を向けると、私たちだけで準備できるものなどごく一部であることがわかります。そんなとき、周りの方々への感謝の思いがあふれます。それを褒めればいいだけのことです。

3月18日

放っておくと危険なことを強く叱るのは当然のことだと思います。何度も言いますが、それを否定しているのではありません。けれども「危険なこと」はそんなに多くはありません。杞憂に終わりそうなことだってあります。叱らなければならない中、どう褒めるのかを考えるのも教育です。

3月19日

この世に全否定できる人などいるでしょうか。どんなできない人間でも全否定できるかどうか問われたら、さすがに躊躇することでしょう。天は二物を与えずと言いますが、一物は与えられているはずです。共同生活において大切なのはこの一物をしっかり認めて褒めることだと思います。

3月20日

間違った行動は厳しく叱られるべきです。けれどもその人の人格を否定することは許されません。「罪を憎んで人を憎まず」とはよく言ったもので、私たちも「罪に対して叱り、人に対して褒める」というスタンスが必要だと思います。