【2月】の褒め活

2月1日

失敗したときだって褒めてよいのです。むしろそうしてあげるべきだと思います。失敗しているときは自分自身が自己否定に入ります。それが過ぎると自己卑下となってしまい、時には立ち直れなくなってしまいます。褒めてあげることで自己肯定を取り戻してあげることが大切です。

2月2日

人の生き方を聞いて難癖をつけようとしますか。それまでのその人の人生を全否定することができますか。そんなことは誰にもできません。けれども生き方を褒めたり全肯定したりすることは誰でもできるのです。誰も禁止していない自由な行動の一つなのです。

2月3日

褒めてもすぐに受け入れてくれないことがあります。また真に受けてくれないことがあります。そんなときはどうするのか。褒め続けるしかありません。偽善と言われようと何と言われようと褒め続けます。時には信念を持って褒め続けることも大切だと思います。

2月4日

「何を偉そうに」と否定していますと争いが起きると思っています。「すごい、偉いんだ」と褒めると和が生まれると思っています。受け止め受け入れると面白いように物事がうまく運んで行くのです。いつのまにか相手の事を尊敬し、いつのまにか相手は謙虚になっています。

2月5日

もちろん本当に褒められないような人だっているでしょう。褒めてはいけない行為だってあるでしょう。けれども寛容な心を持って許すくらいはしてもいいはずです。そして不思議なのですが許すことが褒めることのはじまりとなっていくのです。嘘のような本当の話です。

2月6日

褒めることは心の訓練になると思っています。どんな相手にもいかなる事象にも褒めることを考えるのは、それはそれで大変なことです。けれどもそういう心の持って行き方を訓練することで、自然に褒めることができるようになってくるのです。そのとき自分の心が解放されています。

2月7日

反省のできる自分を褒めてみてはどうでしょうか。人は間違ったことに対して自然と反省し、次繰り返さないようにしようとします。このことは素晴らしいことで、そうすることで成長していけるのです。こういった当たり前のことを褒めるのも大切ではないでしょうか。

2月8日

仕事がうまくいかなくて悩んでいる人がたくさんいると思います。もちろん労働で成果を残すのは大切なことです。しかし労働がなぜ神聖と言われるのでしょう。それは精神的な心の向上が見られるからなのです。ということは、思い悩んで心を高めている人は褒められてしかるべきです。

2月9日

私たちはどんなことでも、不可能を可能にしています。こう書くと少し大げさかもしれませんが、行動無くして結果は生まれません。行動が無ければ不可能事象は不可能なままです。結果が生まれたのならそこに不可能を可能とする行動があったということです。そこに褒めポイントがあります。

2月10日

人間としてやらなければならないことがいくつか挙げられます。「優しくしなさい」「悪いことをしてはいけません」「成長しなさい」「お金を稼ぎなさい」「大切なものを守りなさい」「いのちを大切にしましょう」などなど。そこに「褒めましょう」という項目を入れてもいいと思います。

2月11日

成功とはなんでしょう。結果や実績を残すことだけでしょうか。実は多くのビジネス書でその人の個性を活かす事とされています。個性を大切に人生を生きることが成功とも言えるのです。素晴らしい結果や実績を当然のように褒めるなら、個性豊かに生きていることも当然褒めて良いのでしょう。

2月12日

褒め尽くすという経験をしたことがあるでしょうか。私はかつて褒めてあげるべき人に褒め切ることができなかったことがあります。そしてそのままその人と会うことができなくなって、心残りになっています。あのとき褒め尽くしてあげたかったという変な後悔が残っています。

2月13日

社会的責任という言葉があります。これって社会において必要なことを行うことですが、日ごろがんばっている人を褒めてあげるという人間関係だってそれにあたると思いませんか。というより、そのことこそが私は社会に必要なのではないかと思います。必要なことはやるべきです。

2月14日

経済的に豊かになることと、精神的に豊かになることと、どちらが優先されるべきでしょうか。もちろんどちらも必要と思います。ただ経済的に全ての人を豊かにするのはすぐには難しいと思いますが、精神的に豊かにすることは今すぐできることだと思います。もちろん簡単ではありませんが。

2月15日

最善を尽くすという言葉があります。大体において苦労や苦難を乗り越えるときに使われるのですが、私は褒めることにおいて最善を尽くしたいと思っています。決して苦労や苦難ではないのですが、褒めることについて努力をしたことがないような気がします。

2月16日

人は何かしら耐え忍んでいるものです。自由で気ままに生きることなどできませんから。そして我儘に生きることが良いとも思いません。ただ、我慢している事実は負荷のかかることだから、褒めてあげるといいと思っています。幼い子が我慢して褒められるのと同じです。

2月17日

褒めるためには、その人のことを隅々まで見てあげる必要があります。またその事象について隅々まで知る必要があります。褒めることによって広い視野や観察眼が身につくことだってあるのです。褒めるは人のためならずですね。

2月18日

物事は進化しています。技術も進化、情報も進化、文化も進化するものです。いわんや褒め方だって進化させたいですね。褒め活も進化の一つでしたが、もっと何かないかと考えています。進化は簡単にはできないものですが、進化した褒め方が見つかれば自分を褒めたいと思います。

2月19日

褒めの恩返しというものがあるように思います。私に褒められた人はよく私を褒め返してくれます。褒めてくれてありがとう、私もあなたを褒めるよという返報性の原則に従うものです。決して要求したり強制されるものでなく、自然に発生するものなので尊いです。

2月20日

褒める価値がなくても褒めてよいし、そもそも褒める価値が無いなんてことはありません。けれどもなんでもかんでも褒めるのは、きっと当人も褒められた気はしないでしょう。だからできれば、褒める価値をしっかりと把握して適正な褒め方をするのが、褒める側の思いやりです。

2月21日

持ち味を褒めるということをしてみましょう。世間の型どおりや周りが良しとすることばかりでなく、その人独特の妙味を褒めてみるのです。我々は知らないうちに画一的な「良さ」ばかり褒めてしまうのですが、それでは個性を楽しめないように思います。それぞれの長所は素晴らしいです。

2月22日

SNSの発信力は驚くほど強いものがあります。この発信力を利用しない手はありません。できれば良い事を拡散したいものです。「褒める」ことを一緒に拡散してみませんか。周りに褒め合っている状況が生まれると気持ちがよいし、モチベーションもあがります。

2月23日

この世の中は競争社会で、日々色々なことで皆競い合っています。精神がすりきれては元も子もありませんが、競い合うことで互いに切磋琢磨していけるのは素晴らしい事ですね。できれば「褒める」ということについても競い合ってもよいかもしれません。切磋琢磨して褒め力を磨きましょう。

2月24日

これまで多くの人物の尽力によって歴史が作られてきました。誰ひとりの人生が欠けても、時代と歴史は変わってしまうものです。歴史上の人物たちに尊敬の念を持つと同時に、その歴史のバトンを受けていることを認識し誇りに思い、自分だけでなく皆を褒め合いましょう。

2月25日

人生は限りあるものです。いつか終わりを迎えるものです。だからと言って、努力や苦労を放棄はしません。その日が来るまで全精神を打ち込んでがんばり続けている、それが人生だと思います。そんな人生を終えるときにきちんと褒められた実感を持って欲しいと思っています。

2月26日

一説によると江戸時代より500倍の情報量が一日に舞い込んでくるとのことです。それらの情報量を処理するのに、現代人はあり得ないほど脳をフル活用しているんだとか。疲れて病む方がでるのも当たり前です。そんな時代に生きている私たちを多いに褒めようではありませんか。

2月27日

人は失敗をするものです。そして時に人の信頼を失ってしまいます。だから信頼を失ってはいけないのはもちろんのことです。それでも信頼を失ってしまったときに、謝りに来る人を許せるでしょうか。謝る勇気を褒め、許す度量を褒めたいですね。

2月28日

小さな事を褒めてみませんか。なぜなら大きな成功は多くの人の目に移り、多くの方から褒められているはずです。けれども小さい成果だって素晴らしい事はたくさんあるのです。あまり目に移らず、あまり褒められていないところを褒められると、きっと嬉しいと思います。