【1月】の褒め活

1月1日

謹賀新年、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。新しい年も皆さんと一緒に褒め活を広げていきたいと思います。まずは本日 “褒め初め” を行っていただき、できるだけ多くの褒め言葉を投げかけてくださるようお願い申し上げます。

1月2日

確かにこの世は競争社会です。常に比較され争い続けています。でも疲れてはいませんか。そんな時に相手を褒めてみましょう。リスペクトするのです。そうすれば勝っても負けても爽やかです。疲れを感じません。スポーツの世界でも互いに尊敬しあって競技は成り立っています。

1月3日

褒めるのは難しいと思われているかもしれません。褒めるに値しないような人もいるのかもしれません。けれども褒めるに値しない行為はあっても褒めるに値しない人など有史以来存在しないと思うのです。人生全てを悪で貫くことなんてできないのですから。小さな善でもそれを褒めましょう。

1月4日

人の欠点は目につきやすいものです。けれどもそれを欠点として取り上げイライラする感情を選択しているのは自分だったりします。欠点を指摘するという思いに取りつかれると自分自身が傷ついてしまいます。目立たないけれど長所を拾って褒めてあげると感情は安らぎ傷を癒せます。

1月5日

一度敵対してしまうと褒めづらくなってしまいます。だから敵を作らないようにしたいですね。コツはいがみあっていたとしても危機に陥ると皆、敵味方関係なく協力し合うことを思い出す事です。また危機で助けられると感謝が生まれます。仮想リスクを考える事で褒めやすい人間関係を保てるかもしれません。

1月6日

良い言葉を使うように心がけてみませんか。良い言葉は使うほうも聞くほうも気持ちがよくなります。褒め言葉の多くは良い言葉に分類されます。叱る言葉にも良い言葉はありますが、使い方が難しかったりします。褒め言葉は比較的使いやすい良い言葉だと思います。

1月7日

できるだけ褒め言葉に耳を傾けてみませんか。野次馬根性で罵りの言葉や嘲りの言葉に耳を傾けがちですが、そればかりだと心が荒んでしまいます。身近な人が言われていたら嫌になってしまいます。逆に褒め言葉は心が洗われます。身近な人が言われていたら嬉しくなるでしょう。

1月8日

口喧嘩は疲れます。場合によっては完膚なきまでに相手を叩きのめさなければ終わりません。それは先の見えない事でもあります。それに対して褒め合いはどうでしょう。最後はお互いを高め合って終える事ができるのですから、疲れるどころか力が湧いてくる事でしょう。

1月9日

恐怖や暴力で人を支配することはできません。一時的に支配できたとしても、本当の意味では屈服などしないものです。けれども優しさや許しは人を魅了します。ましてや褒めて認める人に対しては心を開きこうべを垂れるでしょう。『北風と太陽』がまさにそれです。

1月10日

「人を動かすには人を褒めるべき」 ビジネスの名著を数多く残したカーネギーの考え方です。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」とは日本海軍の名将山本五十六の残した言葉です。

これらは時代を越えシーンを越え実生活においても重宝されている名言です。

1月11日

SNSの目的は、収益や知識を得るため、首位を楽しむため、など色々あると思います。その中に承認欲求を満たしたいというのもあると思います。いくら自己実現に飢えた成長意識の高い人でも毎日改善要求や指摘を受け続けていては枯れてしまいます。 “いいね” と褒めてもらいたいですよね。

1月12日

世界的なベストセラーである聖書に「まず与えよう」という考え方があります。褒め活に置き換えれば「まず褒めよう」でしょうか。私はまず「褒められてから」という考え方なのですが、余裕があるなら聖書が教えるようにまず褒めてはいかがでしょう。褒め返してもらえるのではないでしょうか。

1月13日

人生は日々変化しています。人の境遇は昨日と今日でまるで違います。山あり谷ありなかなか大変です。それを当然のように過ごしてきましたが、実はたくさんの努力と苦労もあったはずです。それについて褒められるのも当然です。関わる全ての皆さまのこれまでに感謝と賛辞の言葉を贈りたいです。

1月14日

物事を成し遂げた時は褒めて欲しいものです。仕事で成果を残した時、料理を作り終えた時、試験を終えた時、大会で活躍した時、何も言ってもらえないと寂しいものです。その寂しさに敏感になって褒めたいものですね。もちろん褒められたいという気持ちを持っても良いのですよ。

1月15日

日本人の美しい世界観や真面目な気質は厳しい教育の賜物であり、厳しさ自体は否定されるものではありません。ただその厳しさに生きていることをもって褒めて良いと思います。厳しい事と褒める事は共存できるはずです。大変な日常を歩みぬいている皆さんは思っている以上に素晴らしい存在なのですから。

1月16日

自分より他人のほうが適性について見えていることもあります。向いているかどうか自分だけで判断できるわけでもありません。誰かに褒められて「向いている」と思えた事はありませんか。褒められて嬉しくなって頑張った事はありませんか。褒める行為にはそういう力もあるのです。

1月17日

大器晩成には周囲の褒める土台が必要だと思ったりします。花開くまでの時間を褒められずに過ごすのはなかなか難しいことでしょう。そんな不遇の時代に応援してもらえた感謝を多くの晩成型の成功者が口にしています。そんな応援者になりたいものです。

1月18日

自分から「褒めて」とは言いにくいですよね。でも褒めて欲しい時は必ずあるでしょう。そんな思いを知ってか知らずか褒めて貰えた時は飛び上がるほど嬉しかったりしませんか。素振りや表情から察して褒めてあげると嬉しさ倍増です。

1月19日

宮沢賢治さんの『雨ニモマケズ』の一節に“ホメラレモセズ~サウイフモノニワタシハナリタイ”とあります。さりげなく善行を行いたかったのでしょう。けれどもそんな賢治さんを私は強烈に褒めたいと思ってしまうのです。サウイフモノニワタシハナリタイ。

1月20日

この世の事象をこの世の尺度で測るだけでは公平など実現しないと思うのです。理不尽で不公平な世の中だとさえ感じます。けれども褒める事でそのギャップを埋められる事も確かにありました。喜びのおつりが来ることもあり、褒める事で幸せになれました。

1月21日

製品価値は褒められることで上がっていきます。口コミなどがいい例です。人物評価においても褒められることによってその人の価値は上がり続けます。何故なら、褒められた評判を落としたくないと頑張るからです。褒め合い、切磋琢磨すればお互いに高めあっていけると思います。

1月22日

幼稚園や保育園において幼児たちの頑張りをけなす人や、細かく粗探しする人は少ないと思います。褒めて子供たちはその可能性を大きく広げていきます。大人はそうでないと思っている人が多いようですが、どうしてそう思ったのでしょう。大人だって同じ、褒めても良いと思います。

1月23日

子供の頃は身の回りの世話を当たり前だと思っていました。けれども自分が世話をする身になって、大変な事だと気づきました。そしてもう一つ、「ありがとう」と言われるだけで大変でなくなる事も知りました。“ありがとう”は最高の褒め言葉です。ありがとう。

1月24日

褒めるコツを一つ。よく「相手の立場に立って考えなさい」と言われますが、まさにそのことです。相手の目線で考えると、今どんな言葉が欲しいのか、どのように褒められたいのかが見えてきます。それが合ってようと合っていまいと関係ありません。それだけで褒め上手になれます。

1月25日

あまり好きな考え方ではありませんが、褒めることで相手をコントロールできるのは事実です。相手を褒めることで相手は気持ちよくなってこちらの要求を果たしてくれたりするものです。下心があって嫌ですが、気持ちよくなっているのは事実なので、それも一つの褒め効果かなとは思っています。

1月26日

褒められ上手という話をしましたが、そうなるためには自分の事をよく知っている必要があります。努力したことは何なのか、努力できなかったのは何なのか。自分の褒め価値というものを知るということでしょうね。けれども私は努力できなかったことでも褒めたいと思っているのですよ。

1月27日

私たちはついつい、よい結果にだけ目をとめて褒めてしまうことがあります。もちろんその事も大切なのですが、それに付随してなされた努力や行動といった過程も褒めてあげたいですね。そしてそれを貫いた信念の部分を褒めてあげることがもっと良いと思われます。

1月28日

少しけなされても人は気持ちが悪くなります。イライラしてしまって八つ当たりしたりします。逆に少し褒められるだけで人は気持ちがよくなります。ウキウキして小さな親切を行ったりします。どちらも始めは小さいものですが広がれば大きくなります。どちらを広げましょうか。

1月29日

「褒められたい」って言ってみましょう。なかなか言えない事ですね。そんな事自分で言うなんて厚かましいという心が働くからではないでしょうか。ビジネスで褒めるトレーニングがあります。すると褒められた人はもちろん、褒めた人も幸せになります。だから褒められて良いのだと思います。

1月30日

人は個性があってそれぞれ違う。その事が素晴らしいとはあの名曲でも歌われていることです。踏み込んで言うなら、その個性による長所は世界に一つだけのものであり、それはとても重要なものなのです。褒めて育てる考え方を持って愛でるべきだと思うのです。

1月31日

叱るときだって褒めてよいのです。むしろこの二つは一緒に使うべきだと思います。例えば褒めてから叱れば、心開いてその忠告を真摯に聞くことでしょう。逆に叱ってから褒めれば、沈んだ心がフォローされて前向きに改善に取り組めることでしょう。実は叱ることと褒めることは相性がよいのです。