【8月】の褒め活

2022年8月23日

8月1日

ビジネスにおいて企業の目的の一つに「顧客の満足度向上」があるのは今や当たり前です。それは一般社会でも同じで「相手への満足度向上」が目的にあっていいと思うのです。そしてそれは相手を認め、褒め称える事で達成できるところが大いにあると言えるのではないでしょうか。

8月2日

褒める事の力を私たちはもっと信じるべきだと思っています。へこんだ心を励まし、不出来と嘆く心をなだめ、蔑む自尊心を受け止め、折れた心に勇気を与える。褒める行為は私たちの想像以上に大きな力を秘めているのです。さあ、互いに褒め合い、豊かな人間関係を築きましょう。

8月3日

人間ですから時には腹も立つし、許せない感情が巻き起こる事もあるでしょう。けれどもそんな時こそ褒めるのです。不思議なのですが、褒める事で腹立ちを抑える事も許せる気持ちもわいてくるのです。また相手を許せる事は自分を許せる事でもあるのです。

8月4日

人はいつだって誰だって“褒め屋”になれると思います。もちろん“褒め屋”としての活動をするわけではありませんが、褒めるスキルは皆に備わったものであり、心意気一つでいつでも誰でも褒められるのです。さっきまで人を憎んでいたとしても、次の瞬間から褒められるのです。

8月5日

褒める事を楽しみましょう。相手の事を知ってみる、相手の良さを見つけてみる、相手との共通点を見つけてみる、相手の背景を理解してみる、そしてそれらを褒めてみる。それだけで楽しくなります。何故なら相手の事がわからない事こそが脅威だからです。

8月6日

厳しい環境に身を置き、頑張れるだけ頑張った人はさらに厳しく自分を鍛えようとします。それでいいと思うのですが、その前に一旦自分を褒めてあげましょう。厳しい環境を乗り越えた自分を褒める事で、さらなる高みに挑戦できると思いますよ。

8月7日

人を助けるというのは難しいものです。人命救助となると技術的にもそうですし、何よりその機会に出くわす事も少ないでしょう。けれども褒める事も人命救助に繋がるのです。褒めて励まし自身を取り戻し生きる活力を取り戻せるのです。そしてそのような機会は至る所そこら中にあります。

8月8日

パナソニックの創始者で『経営の神様』と呼ばれた松下幸之助さんは次のように答えています。「自分ながら今日はよくやった、と言って自分を褒める。自分を労るという心境。そういうところに私は生き甲斐を感じていました。そんな日を一日でも多く持ちたいものです」

8月9日

私たちの心の拠り所はどこに置きたいでしょうか。自分を褒めて認めてくれる所ではないでしょうか。人生の転機や基礎となったのは厳しい指導や苦しい練習、辛い環境にあるのかもしれませんが、安寧の地は自身を受け入れてくれる場所のような気がします。

8月10日

褒める為に謙虚な心を持つ事や感謝の心を持つ事が重要だと思うのですが、そうなれると周りは賛同してくれます。しかも謙虚さ、感謝を意識すると周り全てが素晴らしく映り、あらゆる事象に対して褒めたくなります。加えて褒めれば褒めるほど謙虚さや感謝の心が増幅するのを感じます。

8月11日

今、あなたは心が疲れていませんか。悩みはありませんか。正論を突きつけられ黙るしかなくなっていませんか。無理しなくてもいいですよ。あなたがそのように思い悩んで辛いことを体験してきたことが既に素晴らしいことです。ぜひあなたを褒めさせてください。

8月12日

「見返りの愛は偽善」と言われることがあります。聖人君子ならそれでいいでしょう。けれども普通はそんな高尚な愛を持ち合わせていません。かと言って褒めたい気持ちが全く無いわけでもありません。だから偽善かもしれませんが、褒めさせて下さい。偽善で始まる真実だってあるものです。

8月13日

苦労が必要な時代もありました。もちろん今でも必要でしょう。けれども以前はその苦労が実績に跳ね返ってきやすい時代でした。今は苦労してもなかなか報われない時代です。そんな不遇な時代に「褒める事」はそんなに悪い事とは思いません。むしろ苦労に対する報酬として褒めてあげましょう。

8月14日

褒めると人は笑顔になります。

褒めると人の周りに笑顔が増えます。

褒めると人の怒りがおさまります。

褒めると人は好意的になります。

褒めると人は優しくなれます。

褒めると人は褒め返すようになります。

褒めると人は仲良くなれます。

褒めると心が豊かになります。

褒めてみませんか。

8月15日

日本では戦争が無くなって平和な時代がやってきました。が、世界を見るにつけどこかで戦争や紛争がおきています。解決策はわかりませんが、小さいながら「褒める事」で関係が少しでも良い方向に向かって欲しいですし、その可能性を信じたいです。

8月16日

褒めてくれた人に報いたいと思うのは素晴らしい事です。これを返報性の原則と言います。その心持ちは会社や競技などの成果などには繋がりません。けれども人生の大きな実績として積み上がっていきます。そして褒め合う社会を築く礎ともなるのではないでしょうか。

8月17日

道徳心がどうとか、偽善がどうとか哲学的な事になると、私はわかりません。また学術的な事になると余計に難しくなってしまいます。でも実践はもっと簡単でも良いのです。誰かを褒めるのに理論や知識は必ずしも必要ではありません。褒めれば大抵喜ばれます。

8月18日

日本人は品性があると言われます。人間には品格があり、それをどこまで大切にするかで上品さがうかがえるものです。私は企業研修のグループワークで「お互いを5つ褒める」というものを行っていますが、この時が一番品位溢れる空間がうまれます。

8月19日

“人財”とはよく言ったもので、人間以上の財産はそうそう見つかりません。金品や美術品、伝統工芸品のようなきらびやかな財産について、皆こぞって褒め言葉を投げかけますが、それ以上の存在とも言える人間に何故褒め言葉を躊躇するのでしょうか。迷わず褒めれば良いと思います。

8月20日

心を病む人達は、往々にして声をかけてくれる人がいなかったりします。それはとても辛い事で病気をさらに悪化させる事があります。だから、声をかけてあげてください、病と闘っていることを褒めてあげてください。そこから回復する人もいます、それで勇気を得る人がいます。

8月21日

私は自由な世の中に生まれて本当に良かったと思います。おかげで自由に発言でき、自由に褒められるのです。なのにこの国ではその褒める事への躊躇がやはり見られます。せっかくの自由を活かせていない気がします。褒める事は悪い事という固定概念をそろそろ払拭してみたいのです。

8月22日

今の世の中、多くの方が世の中や会社、学校に不満を持つ方も少なくありません。「私を認めてくれない」「褒められた事がない」事も原因の一つではないでしょうか。だから「褒める」「認める」事に力を注ぐことで、不満も減ってより豊かな社会を築けるような、そんな気がするのです。

8月23日

少し勇気が持てるなら、信頼している人や仲の良い人に冗談ぽく「私の事褒めて」と頼んでみてはどうでしょう。断る人はいないと思います。万が一断られたら「代わりに私が褒めるよ」と返せば恥ずかしさも半減、相手も喜ぶでしょう。そのような相手がいないのなら自分を褒めましょう。

8月24日

人はそれぞれ意見を持ち、信念を持って生きています。その持論については異なることも多々あるでしょう。けれどもその事ゆえに相手の人間性まで否定してはいけないと思うのです。調和を保つために、意見が違っても相手の人間性をリスペクトし褒め称える事が大切に思えるのです。

8月25日

人生は長く果てしないものです。その間に様々な事に巻き込まれ自分を見失う事もしばしばあるでしょう。大切なのは常に自分を信じ、勇気を持って歩む事ですが、それもなかなか難しいものです。だから私達はお互いに褒め合って励ますべきなのです。褒め合う事で困難も乗り切れるでしょう。

8月26日

世の中が殺伐としているなあと時々思います。そしてなぜか我々自身がそんな殺伐とした選択をしていることにも気づきます。褒めたいのに褒められない、認めたいのに認められない。複雑に考えなくていいのです。原点に戻って素直に褒めて認めて柔らかな社会に生きる事を選択したいものです。

8月27日

誰でも欠点を持っています。完璧な人間なんていないでしょう。たとえ指導する立場の者でさえそうです。できない部分は他人に見せてないものです。だから大丈夫、できない自分を責めなくてよいのです。代わりにできる部分を精一杯褒めましょう、やっぱりあなたは輝いているのです。

8月28日

何事も一人の力で成し得る事はたかが知れています。それ故に組織が誕生し、人間関係が重視されているのです。組織や人間関係において力を発揮するためには協調性が必要です。そしてそのために、褒める事が効果的だとされています。企業研修のトレンドの一つが「褒める」なのです。

8月29日

「褒めるだなんて何様だ」「何もできないのに褒める権利があるのか」というような意見もあると思います。ただ褒めるのに「何様」「権利」は必要ありませんし、法をおかしているような重罪でもありません。不快な思いをさせないよう最大限配慮しつつ、もしそうなったら謝るのみ。褒め続けていきたいものです。

8月30日

褒める事については泣き寝入りしてもいいと思っています。事故ならば泣き寝入りできませんし、お互いにとって善くない事かもしれません。でも褒める事は流れていこうと無かった事になろうと損はしませんから。褒める機会をもらえて得したくらいです。

8月31日

“褒め屋”と言っても特別な技量を持っているわけではありません。ただ褒める時の心の持ちようは意識しています。できているわけではありませんが、敬意と感謝を持つようにしています。褒める相手に少しでも気持ちが多く伝わるように、敬意と感謝なき褒め方はしないようにしています。